仙台|一人旅の読書時間。テラス席のあるカフェモーツァルトアトリエへ

旅先で自由気ままに過ごせるのが一人旅のだいご味。誰にも気兼ねすることがないので、気になる店をみつけたらふらっと入ったり、歩き疲れたらカフェでのんびりしたりできるのが魅力です。

一人旅ならカフェでぼーっとしたり、いつも暮らしている街にいるように急ぐことなく「のんびり読書でもしよっかな」というのもありですよね。

仙台でそんな一人時間を心地よく過ごせるカフェが、カフェモーツァルトアトリエです。テラス席もあって、杜の都らしい自然を感じながらお茶やランチ、読書を楽しめますよ。

KOKE
KOKE

この記事はこんな方におすすめです

・一人旅におすすめのカフェを探している

・のんびり読書したい

・自然を感じながらお茶したい

カフェモーツァルトアトリエ

仙台市営地下鉄青葉通一番町駅から米ケ袋方面に向かって、徒歩15分ほど。東北大学片平キャンパスの南側、片平丁通り沿いにあるかつて美術館だったという建物の地下にカフェモーツァルトアトリエはあります。JR仙台駅からなら東北大学片平キャンパスまでDATEバイクを使って、サイクリングを楽しむのもよさそうです。

少々素っ気ない間口から階段を地階へと下りていくと、緑が広がる開放感あふれる空間が広がっていました。ギャップがすごいなぁ。まるで、非日常へ誘う演出のようです。

クラシックが流れる空間には、北欧デザインの椅子やテーブルがゆったりレイアウトされています。スタッフの方に、「お好きな席にどうぞ」とメニューを手渡されました。こちらのカフェは、メニューを決めたら、店頭でお会計をするキャシュ・オン・デリバリースタイル。

ランチメニューは「日替わりパスタ」、「ベーグルのオープンサンド」、「本日のカレー」、「ベトナムごはん」の4種類。こちらにドリンクが付きます。ランチをオーダーすると、ケーキがお得な価格で楽しめるそう。

カレーとコーヒーのマリアージュ

ベトナムごはんにも惹かれましたが、私がカフェごはんでイメージするものは、カレーとコーヒー。ということで、「本日のカレー」をオーダーしました。

この日は、あいにくの小雨模様。テラスに近い、ゆったりとした一人掛けソファのある席で読書を楽しみながら待っていると、本日のカレーがサーブされました。

本日のカレー1550円

本日のカレーは、キーマカレー。カレーとともにお皿には、サラダや野菜を使ったお惣菜が盛り付けられています。ココナッツミルク風味のキーマカレーは、スウィートでスパイシー。タイ米のごはんといい塩梅です。カリッと揚がったポテトも甘くてホクホク。一皿で多彩な食材が味わえるのも嬉しいポイントです。

複雑なカレーの余韻が消えぬうちに、淹れたてコーヒーを飲むと至福のマリアージュが体験できました。ランチは見た目のおしゃれさや味の良さだけでなく、ボリュームがあり、食べ応えがあります。

ランチでお腹いっぱいですが、せっかくなのでケーキを楽しみながら読書タイム。こちらはベイクドチーズケーキです。濃厚なチーズと柑橘やミントの爽やかさが絶妙です。

木漏れ日のなかでくつろげるテラス席

雨でなければ、はじめての仙台旅の方にぜひおすすめしたいのが、テラス席です。

広瀬川に面していて、ゆるやかな流れや鳥たちが飛び交う姿が見られます。木々がつくる木漏れ日のなかに白いテーブルとイスが配され、森のなかにいるような清々しい気持ちになれます。

おいしいカレーを食べ、一人掛けソファにとっぷり身を沈めのんびりくつろぎながら、読書。購入したまま、あまりのページ数の多さにたじろいでいた本(『街とその不確かな壁』村上春樹、新潮社)を、私はこの日70Pほど読み進めることができました。(その後、村上ワールドにどっぷり浸り、2日後に読了)

それにしても、家では読めない本が、なぜカフェでは読み進められるのか? 流れる音楽のなかにほどよい雑音があってリラックスできるからなのか、コーヒーのカフェインに刺激されつつチーズケーキの糖分が集中力をくれるから?そんなことを考えながらカフェモーツァルトアトリエを後にしたのでした。

  • カフェモーツァルトアトリエ HP
  • アクセス:仙台市営地下鉄青葉通一番町から徒歩15分。または、JR仙台駅から仙台市営バス八木山動物公園行きで7分、バス停東北大正門前下車、徒歩すぐ
  • 所在地:宮城県仙台市青葉区米ケ袋1-1-13 高田ビルB1階