塩竈|仙台から楽々アクセス!「鹽竈神社(しおがまじんじゃ)」でご祈祷体験

睡眠をとっても疲れが取れず、いつもだるい。仕事がうまくいかないし、気づかぬうちに思わぬトラブルに巻き込まれていた、などなど、なぜか良くないことが連続する時期ってありませんか? KOKEはありました。改善するために運動したり、旅に出たり、本を読んだり、友達とワインを飲みながらおしゃべりしたりしましたが、一向に状況は変わらず……。

こうなったら最後は神頼み!

と、鹽竈神社(しおがまじんじゃ)でご祈祷(お祓い)していただくことにしました。普段は神社を参拝するのは、初詣や観光で訪ねたときぐらい。ご祈祷するのは19歳の厄払い以来です。

今回紹介するのは、宮城県の仙台市と松島町の間に位置する港町・塩竈市にある鹽竈神社のご祈祷体験記です。

男坂と呼ばれる鹽竈神社の表門

この記事では、こんな方におすすめです!

・鹽竈神社でご祈祷してみたい方

・リフレッシュしたい方

・仙台から一足延ばして旅したい方

浄化作用にご利益があるとされる鹽竈神社へ

鹽竈神社を特別に意識したのは、行きつけの美容師さんとのふとした会話でした。美容師さんは塩竈市出身。人と接することが多い仕事柄、疲れが出てくると早朝に鹽竈神社の境内を散歩してリフレッシュしていると話します。

鹽竈神社は、製塩技術を伝えたとされる鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)がご祭神。塩の神様が祀られているとあって、参拝すると滞留した悪い気が払われ、地元の人たちの間では、浄化作用があるリフレッシュスポットとして定番だとか。

その会話以来、私の心のなかには、鹽竈神社が定番観光地から、何か事があったら行ってみたい場所に変わったのでした。

鹽竈神社でご祈祷体験

山門をくぐり本殿へ

鹽竈神社は1200年以上の歴史があり、明治時代には境内に志和彦神社が遷座し、正式名称を「志和彦神社・鹽竈神社(しわひこじんじゃ・しおがまじんじゃ)」といいます。陸奥国一宮として尊敬を集め、地元の人たちからは「お山」と呼ばれています。

仙石線本塩釜駅から徒歩10分ほどで鹽竈神社の表門へ到着。鳥居をくぐり、200段の石段を上ります。なかなかキツイ勾配ですが、参道は緑があふれ清々しい気持ちになります。

鹽竈神社の主祭神が祭られている別宮

鹽竈神社を訪ねたら、まずは参拝しましょう。正面に進みたくなりますが、鹽竈神社の主祭神が祀られている東側にある「別宮」へ。別宮には、「特別」の意味があります。別宮にご挨拶をしてから正面の「左右宮」を参拝しましょう。

授与所前に申込書の記入スペースが設けられています

そして、ご祈祷です。鹽竈神社のご祈祷は、事前予約不要。受付時間の午前8時30分(8月は午前9時から)から午後4時30分(時期により変動あり。詳しい時間はHPをご確認)に申し込み用紙に記入し、授与所に申込むスタイルです。ご祈願料は、1件につき5000円から(安産祈願、初宮詣は1万円から)。

私は厄年でもなかったため、何をご祈願すればよいかわからず、授与所にいらした神職の方に相談すると、「除災招福」が良いのではないかと親切にアドバイスくださいました。

待合室

申し込み用紙に記入し、5000円のご祈願料を納め、その後待合室で待つこと15分。名前が呼ばれ、「左右宮」のなかへと案内されました。

左右宮

左右宮のなかは、外側から見るよりも広々。この日のこの時間にご祈祷していただくのは、どうやら私一人のみ。贅沢な、申し訳ないような気持ちになりながら、畳に正座をしながら待っておりますと、儀式の太鼓がなりご祈祷がはじまりました。

神職の方が祝詞を読み上げ、玉串をお供えしてくれます。神職の方の美しい所作を見ながら、厳粛な気持ちで祈祷していただいておりますと、終盤、後ろ髪に心地よい風を感じました。

その風は、あたかも「もう大丈夫よ~」と伝えてくれているようでもありました。そういえば、背中の方の先には、ご本尊の別宮があります。まぁ思い込みでしょうけれど、思い込むのもたまにはいいかもしれません。

御祈祷のあとに授与された御札やお守りなど

ご祈祷が終わると、祭壇でお祓いを受けた御札や、神様が降りてくるとされる御神箸、食べても盛り塩にしてもよいという御神塩が授与されました。

塩の神様の御神塩

鹽竈神社御神塩(300円)

御神塩は、授与所でも頒布しています。中をあけると「切麻」も同封。玄関先の盛り塩として、また財布や洋服のポケットなどに入れて身に着けていると、トラブルから守ってくれるご利益もあるとされています。

また、松島湾を見下ろす高台に鎮座する鹽竈神社の境内は自然が豊かで、春は桜の名所でもあります。天然記念物の鹽竈桜は、例年4月中旬から下旬が見ごろです。

天然記念物の鹽竈桜

鹽竈神社のご祈祷が効いたのかは、わかりませんが、その後徐々に私の日常には、穏やかさが戻ってきています。何をやってもリフレッシュできない時、神社でご祈祷も心持ちが変わって、いいのかもと思ったのでした。

神様と繋ぐという、御神箸は、日常使い中。四角箸で箸先も四角なので、うどんやそばなど麺類を食べるときに重宝しています。

  • 所在地 宮城県塩竈市一森山1-1
  • アクセス JR本塩釜駅から表参道入口まで徒歩7分
  • 志波神社・鹽竈神社 URL